投資家 investor 2004 5 14
株式投資には、「向いている人」と「向いていない人」がいます。
やはり、会社の仕事ができない人は、投資家には向いていないのです。
株式投資には、「決断力」が要求されます。
優柔不断な人は、チャンスを逃すこともあれば、
あるいは、撤退ができなくて、失敗が大きくなってしまうこともあります。
これは、仕事でも同じでしょう。
しかし、仕事ならば、上司や同僚が助けてくれても、
株式投資では、誰も助けてくれません。
決断の失敗は、お金を失うことです。
決断ができないならば、さらに、お金を失うことになります。
見方によっては、株式投資は、
会社の仕事よりも、きびしいと言えるでしょう。
そういうわけで、全員が、株式投資に向いているとは限らないのです。
年配の方は、
「昔は、株を買っておけば、何でも、株価が上がった時代があった」と言うでしょう。
しかし、その時代は、日本が高度成長時代だったのです。
今は、低成長時代ですので、何でも、株価が上がるというわけにはいきません。
「限られたパイを奪い合う」という状態に近いので、
「成功する株」と「失敗する株」に分かれてしまいます。
そのため、昔は、必要なかった投資教育が、
現代においては、必須科目と言えるのです。
誰でも勝てる時代ではないです。
やはり、投資教育において、十分な勉強をしてから、参戦すべきです。
そして、経験を積んでいくうちに勝てるようになるでしょう。
「また、勉強か」と言う人もいるでしょう。
しかし、社会人になってから、本格的な勉強があるのです。
社会人になって、勉強をしないと、
たとえ、有名大学を卒業していても、脱落していくのです。
高校や大学での勉強は、あくまでも、
社会人として生きていく上での「基礎的な勉強」です。
社会人となってからこそ、本格的な勉強が始まるのです。
これは、チャンスでもあるのです。
誰もが、勉強をすることによって、能力を向上させることができるのです。